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アレン・ネルソン
ワン・ナイト・スタンドの ブルース・ライブ!
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ANSWER QUESTION &
BLUES
アンサー・クエッション・
アンド・ブルース

収録曲

1. Come On In My Kitchen
2. Rollin' And Tumblin'
3. Honkey Tonk Women
4. Before You Accuse Me
5. Amazing Grace
6. Stormy Monday
7. I've Got My Mojo Working
8. Something You Got
9. E-Major Blues
10. Cross Road Blues
11. Litte Red Rooster
12. Walkin' Blues
13. Bring It On Home To Me
14. I Believe I'll Dust My Broom
15. Down By The Riverside

●アレン・ネルソン
歌、ギター、ハーモニカ、
スライドギター
●中村 剛
ギター、スライドギター、歌

元海兵隊員アレン・ネルソンが、ベトナム戦争から帰還し、日本国憲法第9条に、世界共通の希望の光を見出だすまで、その人生の軌跡を歌い尽くした、アメイジング・グレイス。非暴力による連帯、永久平和への熱きメッセージを呼び掛けた、ダウン・バイ・ザ・リバーサイドを始め、アメリカ黒人文化の母なる揺り籠、アレンが愛して止まないブルース、リズム&ブルースの名曲の数々、ロバート・ジョンソンからサム・クックまで、渾身の限りの熱唱74分!
アレン・ネルソン、真実の記録。
ここに本当のアレンがいます。

定価¥1500 
送料1枚200円 2枚240円
(学生は送料無料)
郵便局の振り込み用紙を同封して発送いたします。なお10枚以上、卸売りいたします。
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お問い合せ、ご注文は、
TEL:09065674413
FAX:0333224841
E-mail:sinatra-basie@t.vodafone.ne.jp
中村 剛までどうぞ。
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書店および店頭販売もご案内しております。
詳しくはカテゴリにてお調べ下さりませ。
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アレンのブルース結社、携帯専用の画面は、こちらです。





大阪城ジャズフェスティバル
三陸沖での地震が続いております。アフターライズ地震の震源域のまだ内側でしょうか?プレートの境界線を挟んで本州とは反対側、昨年の震源とは反対側にて起きるであろうとされるアフターライズ震源の地震発生をもって、ようやく東北関連の地震も収束を迎えるという、ただその際は、前回とは違い、プレートの面が日本に向いており、もし津波が発生すれば前回を上回るのでは?と。またそれに加え1300本以上の使用済み燃料棒を抱える、世界の関心を偏に集める燃料プール、福島第一の4号機が、その揺れに耐え得るのか?日本のみならず全世界が注目しておりますが、そんな最中、東京墨田区、押上にて開業いたしました東京スカイツリー、風水にお詳しい方に云わせますと、結界を壊したと。この東京、江戸という地は神田明神を始め、大手町にあります首塚、すなわち将門の怨念を鎮めることによって成り立っていたと、これは荒俣先生の世界ですが、ともあれ東照宮・浅草寺など、その配置が見事なまでに風水、安倍の晴明といった方がピンとくる方もおりましょう。ま、理にかなっていたという次第でありますが、その微妙な配置・結界を、何とあのスカイツリーが壊したらしい。おまけに最寄り駅・業平橋の名前まで返上、スカイツリー前に変えてしまった。と、そんな折も折、琉球大の名誉教授・木村政昭先生が「富士山は3年以内に爆発する可能性大」との見解を発表、まさに四面楚歌の東京・関東、そして東日本でありますが、その混沌の地を離れ、関西は大阪城のジャズフェスティバルに暫しの逃避保養、大いにリフレッシュ満喫させていただきましたお礼を兼ねましてのレポート、毎度のことながら目の保養も十分に、年甲斐もなくお届けいたします次第、どうぞ暫くのお付き合いの程お願い申し上げます。



第22回を迎えられたというこの大阪城ジャズフェスティバルは、大阪を始め京都、奈良、そして兵庫県の大学生のみで運営されているという、大学のジャズサークル、ビッグバンドが一堂に会すという催しでありますが、会場は東京で言いますと日比谷野音にあたりになりましょうか、会場・大阪城野外音楽堂にはご壮健のジャズファンが開場前から列をなし、そして最前列を埋める熱の入れよう、もうすでに歴史を感じさせます。
運営委員はスポンサー探しはもちろんのこと、各大学もこのフェスティバルの宣伝にと、街頭ライブを何度となく行ってこの日を迎えるわけですが、入念なる準備は、ちょっと非の打ち所がありません。今回、初めて参加させていただきましたが、進行も手際良く、企画バンド、ゲストバンド、またその間の繋ぎのコーナーと、半日を二日間に渡っての長さを感じさせない運営、実にお見事でありました。委員長は今回前回とも、ベイシーナンバーのみを演奏する大阪大学のニュー・ウェーヴ・ジャズ・オーケストラから女子部員が選出されたようですが、大変お疲れさまでした。ではまず初日のトップバッターを切った、その阪大のNWジャズオーケストラから。
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関西のジャズ研、ビッグバンドサークルは年改まって一月から始まるようですが、今年の阪大は、すでにかなりの仕上がり、正直にカッコいい!
リードTPは在籍4年目、ドラムスも3年目、そしてリードアルトに昨年の甲南NPから移籍の逸材、もう鉄壁でしょう。もう、どう太刀打ちしても、ほんまカッコいい。今年の関西ベイシー界隈は、やはりこの阪大を中心に回るのでは?と実に最高のフェスティバル幕開けでありました。
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関西学院大学のチャリオティアーズ、通称チャリオは初見参、昨年の山野ビッグバンドジャズコンテストにて、ベストランクアップ賞を受賞した、結成67年目の老舗バンドです。ベイシーからコンテンポラリーまで何でもごされのようですが、特筆すべきは女子部員の多さ!そして部長が可愛い!もう十分でしょう、これだけでも。
2曲目にその可憐な部長が華麗なるソロをとっておられましたが、関西は阪大・甲南・立命とベイシー乱立区でもありますので、4ビートもネスティコ以降バディ・リッチ路線あたりがよろしいのでは?と個人的な感想。ドラムス、こちらも女子部員ですが、とてもセンスが良いので、あともう少し音量あればと、後に登場いたしますギャルバンでも活躍されておりました。
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佛教大学のR3ジャズオーケストラも初見参、今年で18年目になるのかな?まだ新しいジャズ研であります。余談になりますが、昨年度の部長がスコブル美女であると最近の発見!とそれはさておき、こちらも嬉しいことにベイシーを演奏、が、佛教大の歴史は古くとも部活の歴史はまだ浅い。こればかりは伝統です。個々の技術の出発点というのは大差ないと思われるのですが、ジャズ、とくにベイシーはその環境が及ぼす影響が多々ありましょうか。ま、それにしても佛教大でジャズですよ。嬉しいかぎりであります。アルトサックスの女子部員が、AペッパーとPウッズが好きと仰っておりましたが、こちらも女子部員の宝庫、是非に他大学と、どしどし交流を深めジャズ研の発展を願うばかりであります。
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ギャルバンです。あいこちゃん!
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同じくギャルバンです。うさみん!
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龍谷大のジャズ・バード・オーケストラ、こちらが今回参加された大学の中でもいちばん新しく7年目とか。
龍谷大と申しますと、西本願寺のお隣に鎮座いたしますキャンパス、もう京都観光でもお馴染みでありましょう。西本願寺の学寮がその起因とのことでありますが、ジャズ演っておりましたよ。偉いですねえ。演奏ナンバーは知らないものばかりでしたが、エレベ使用の曲といえば、ご想像つきましょうか?そのベースプレイヤーは二日目に登場します関西選抜のバンドでも演奏しておりましたが、佛教大ともども歴史を積み上げ、是非に山野を目指して研鑽を積んで下さりませ。余談になりますが、現役にして今回ジャズフェスの実行委員が、これまたスコブル美女との発見をつい最近、ここも女子部員の宝庫です。
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今年度に入りまして急激に女子力をアップした、立命館大学のR.U.スウィンギン・ジャズ・アンサンブル、早い話が立命館ラッシュでありますが、どっこい泥臭さはやはり伝統、いえこの伝統こそが大事、ジャズ研においてはOBにOG、先輩の目こそが物をいうのでありましょう。そしてその先輩方も後輩の活躍を熱望しております。珍しやウェイ・アウト・ベイシー披露いたしましたが、いいね!良かったですよ。むしろこれよりスローのナンバー、楽譜の情報は少ないんでしょうが、某のりこがやや不満を述べておりましたので代わりに私めが、ま、些細な願望ではありましょうが、これはどうぞ先輩方の進言に耳を傾けつつも、今年もラッシュは激熱ベイシーバンド、どうぞご期待下さりませ。
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一日目の終わりに、ダブル・フォース・ジャズ・オーケストラというプロ仕様のバンドと、ザ・グローバル・ジャズ・オーケストラというプロのバンドがゲストとして登場いたしましたが、上手い!カッコいい!という感想以外は畏れ多いので、割愛いたしまして二日目、最初に登場いたしましたのが、昨年度の山野にて見事連続入賞いたしました、甲南大学のニューポート・スウィング・オーケストラ。こちらはもう、向かって右半分、管リード隊がひとつの楽器になっておりますね。絶妙のアンサンブルです。昨年に引き続きまして、彼の高砂高校から現役即入部のTP、そしてコンマスは甲南高校卒業生?やはりTPですが、華麗な甲南サウンドは、このTP隊が作り出しておりましょうか、実にお見事、サド・ジョーンズ率いましたベイシーバンドのイメージに重なります。さらにバラードでの緊張感が保てれば鉄壁、これは私から。余談になりますが、バンマス可愛いです。なおかつ上手い!アルトサックス乞うご期待!
追伸:ジャズ研のご案内、中林にて頂戴しておりますが、→中村に訂正、よろしくお願いいたします。
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天理大学のアルス・ジャズ・オーケストラを初めて観た3、4年前か?その時分から在籍しておられましたドラムスの岡本健太氏卒業後の初アルス、が、偉大なる先輩はやはり後輩に引き継ぎますねえ。
さて、アルスは4ビートからラテンまで幅広くグルーヴさせるスーパーバンドでありますが、今年もオールマイティか?いやラテンを取るのか?これから山野まで部員の特性を見ながら判断されることと思われますが、ドラムスを見る限りラテンを演りたそうな、いやこれは難しいな。TPに当日トラが入っていたようですが、とにかくピッタシの部員でこのクオリティ、奇跡ですね。是非にも万全の体制で山野に挑んで下さりませ。今年も楽しみにしております。
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エリントンのナンバーのみを演奏する京都大学のダーク・ブルー・ニュー・サウンズ・オーケストラが、無事に山野の予選に滑り込みました。まずもって目出度い!この一事に尽きます。
すでに見知っている部員は誰もおらず、縁も所縁もない京大ダークでありますが、Aトレインで思わず涙腺が。ああダークが帰ってきたなあ。このことが、もう無闇やたらと嬉しい。
先日、同じく京大の野球部が60連敗でストップというニュースが流れましたが、どちらかと言えばもさいイメージの京大生が個に一番負担がかかる難敵エリントンに取り組んでいる。このことが嬉しいし、また、こういう馬鹿は京大の他ありません。エリントンを演奏するジャズ研はあれど、エリントンのみは京大だけ。おめでとう。そしてお帰りなさい。京大ダークさん。
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大手前大学のジャズ・スカイスクレーパーは、以前に一度、天理・甲南との対バンの際に、その大手前大学のホールにて拝見させていただきましたが、コンマスの方はルーレット・ジャズ・オーケストラにも在籍?凄腕のTB奏者でありますが、当時から交流のありました天理アルス、その傑作ドラマー岡本氏とのジョイント、ジャズフェス当日もゲストとして演奏に参加されましたが、どうやらそれが花開いた、という印象です。過去に数回、山野に、そしてジャズフェスへは6回目の参加とのことでありますが、いやどうしてドラムスも傑出しておりました。今年は山野への予選も通過、関西地区代表の意地を是非にもコンテストに発揮せんことを祈るばかりであります。
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同志社大学のザ・サード・ハード・オーケストラ、関西の地では山野ビッグバンドジャズコンテストに於いてナンバー1の上位入選校でありますが、実はちゃんと観たのは今回で2回目、Pメセニーを始めヨーロッパの最新ジャズナンバーを演奏されましたが、正直、私にはよくわからん。ただ、ゲストにも登場いたしました、ダブル・フォース・ジャズ・オーケストラ及び、ザ・グローバル・ジャズ・オーケストラともども、個人の実力が伴わないと、魅力が発揮されない分野であることは確か。その点、やはりこれも伝統でありましょう、かなりの逸材を擁しております。昨年度はアカリンという前年度、天理アルスに在籍された美女がおりましたが、今年は、いやどうだったでしょう?真剣に演奏を聴いておりましたもので、いやはや。しかし、二度目とあれど、その演奏はかなりの高みに達していることは確か、私は東京モンですが、関西勢の躍進の要、今年も上位入りを果たすべく邁進を願うばかりであります。
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神戸大学のマソック・ジャズ・オーケストラは、東大のジャズ・ジャンク・ワークショップ同様に、サド・ジョーンズとメル・ルイスのオーケストラ、略してサドメルのナンバーのみを演奏するジャズ研でありますが、実は、このサドメルのナンバー、この2校(社会人バンドを外しますと)でしか聴いたことがないというサドメル音痴、メル・ルイスのレコードも、ミーン・ホワット・ユー・セイしか持っておりません。ですので、演奏をどうのこうの言える立場ではありませんが、今年は山野の関西地区予選をトップで通過、その充実ぶりはサドメル素人にも分かろうというもの、オリンピックに擬えたコスプレ出し物も秀逸、もう関西の地にはなくてはならないバンド、大阪城ジャズフェスの満場を大いに沸かし、またお客さんも毎年それを期待しておりましょう。山野へは昨年出場を果たせなかった意地を果たすべく、これまた大いなる健闘を期待しております。
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関東の選抜メンバーによる濃い味バンド、三代目だそうですが、ジャズフェスへの参加も3度目とのこと、東西の交流いいですねえ。この先代が関西の選抜バンド、クローバー・ジャズ・アンサンブルを東京に招いてのライブもありましたが、濃い味バンドはそのとき以来。ずいぶんとメンバーも変わりましたが、明治BSからであるとか基督教大のMMSからと、見知った顔もチラホラと、ですが演奏するナンバーは、門外漢、難しい。ただ同志社のところでも述べましたが、個々の実力が凄い、これにてしっかり支えられております。一曲エリントンのナンバーをサービス?演奏してくれましたが、おっ?これはもしかしたら京大さん、あんたらやっぱ上手いぞ!と、実は、演奏に際して最後に勝るものは、愛ですね。エリントン愛、ベイシー愛です。いいものを見せていただきました。また山野への出場を果たせなかった基督教大の面々に、こういった活躍の場、ファンとしても嬉しいばかりです。またそれぞれのジャズ研に戻っての活躍も大いに期待しております。
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フェスティバルおしまいに登場いたしました関西セレクションバンド、今回の出場校11大学からの選抜隊でありますが、昨年度の立命のコンマスTB、京大ダークのベースプレイヤーなど、なかなかに嬉しい人選であります。
先にちょっと触れました関西選抜のクローバー・ジャズ・アンサンブルが東京に来た際に、某明治BSのピアノ弾きが、関西っていつもこうなのかしら?と恐る恐るつぶやいておられたのをたまたま目にいたしましたが、ええ、いつもこうです。ま、深くは触れませんが。
さて、ま、いきなりベイシーナンバー、ホッスズ・フラット、こうこなくっちゃいけません。いいですねえ、さすが関西選抜!名門ベイシーバンドが3校もある強み、抜かりのない演奏です。スタンダードにバラードと、それぞれが持ち前の腕を発揮し、おしまいにLベルソンのエクスブロージョン、そのドラムソロでは文字通り身体を張ったプレイで満場を沸かすという関西クオリティ?これは是非にも動画アップを所望いたしましょう。匠くん、最高だわ。
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(この写真のみ京大ダークOBヤギ氏から無断拝借。尚、ここに載せるにあたり全写真4/1に圧縮しております。もしオリジナルのご要望ありましたら、ホームページ掲載のアドレスまでご連絡を。)
フィナーレは出場校、11大学の全部員、そして関東、濃い味バンドも加わってのバディ・リッチのダンシング・マン、何故かフェスティバル企画でのハイノートコンテストにて優勝したTSプレイヤーのTPソロ付きという、これはもう放っておいても勝手に盛り上がる曲、まさにフィナーレにピッタシ、目出度し目出度しのエンディング。とまれこのジャズフェスティバルを学生のみで運営、実に大したものです。毎年、楽しみにしておられるお客さん、たくさんおいでになられるかと思われますが、ジャズという音楽は、どうしても聴き手も演奏家に限られがち、年配のお客さんに、あれほどアピールするのですから、是非に若い方々にも、この楽しみを味わって欲しい。来れば楽しいんですけどね。それが音楽の広がり、裾野を広げることにとなりましょう。このフェスティバルの更なる発展を願って止みません。
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# by blues-society | 2012-05-21 19:09
他でもありませんが、
アレンさんのCD、いま少し在庫があります。一箱100枚入りの段ボール、おかげさまで20箱目の蓋が開き、それが売れますと、ようやく実入りになるかな?という常態ですが、いえ、かえってそれで結構、昨年の3月以降、東電と国の無策・無責任を書き連れねてまいりました次第、実名に連絡先までこのブログには載っておりますが、何かにかこつけた横槍が入ろうやもしれぬ。というのも先達て、久しぶりにご注文が入りまして発送いたしましたところ、先方に届いていないことが判明、これまでおよそ千数百の定形外郵便物、このCDを投函いたしましたが、初めてです。
また個人宛てではなく貿易商宛て、おそらく中国との往き来を主な生業とする会社宛てです。私は冗談ではなく、郵便局の落度ではなく公安に持ち去られたと思っておりますw
昨年11月半ばの発送でしたが、先方より年明けにまだ未着のご連絡があり発覚いたしました。CD2枚のご注文でしたので切手240円を貼った定形外普通郵便でしたが、局は簡易追跡調査をしてくれましたが、おもに記憶にたどるということで不明の連絡。ま、いいんです。公安・国・民主の仕業ですから。けれども開けてビックリ、当たり前ですが、アレンさんのCDですよ。もったいないから聴いてね。


さて、そのアレンさんの菩提寺、石川県は加賀市の光闡坊、やはり昨年の11月にお参りしてきました。お越しになられた方はご存じかと思いますが、光闡坊にはお墓がありません。この東京の地に住みますとお墓がないお寺というのが、どうも想像がつかないのですが、加賀では普通とのこと、お墓は別の地、土地々々で各々管理するとのことですが、これは、その11月に駅から乗りましたタクシーの運転手さんに伺いました。ですので、光闡坊だけではなく、彼の地のお寺は皆同様、やっと疑問が解けましたが、その光闡坊さんにアレンさんを訪ねる方が、やはりたくさんおられるとのこと。ご住職がおいでになられれば、お堂に入りまして正面、須弥壇の下に納められましたアレンさんに手を合わすこともできますが、佐野ご住職、ご家族の方も留守になさいますと、それが叶わないということで、いま加賀では例外ではありましょうが、寺内にアレンさんのお墓を建てるべく資金を募っているとのことです。どうぞその旨よろしくお願い申し上げます。


その佐野ご住職と縁のある京都は東本願寺の催し、「これからの仏教を考える日「今を生きる親鸞」御遠忌讃仰講演会」にて、安冨歩氏(東京大学東洋文化研究所教授)と本多雅人氏(東京教区蓮光寺住職)の対談、こちらがどうもアレンさんのお話しだったようです。お二方とも不勉強にして存じ上げませんが、この対談が本にまとめられたとのこと。以下、安冨歩さんのブログより、その歩みをご紹介いたします。
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(とりあえずアマゾンのアドレスを以下に)
http://www.amazon.co.jp/dp/4434162438


『今を生きる親鸞』出版のご案内


本の校正が三冊同時に集まるという地獄のような事態を最初に抜けだしたのが、この本である。これは、5月13日に、京都の東本願寺で行われた講演会での対談をもとにしたものである。このシンポジウムのタイトルが「今を生きる親鸞」だったので、それに倣って本のタイトルとさせていただいた。お読み頂けばわかると思うが、マイケル・ジャクソンの思想とも深く関係している。

http://www.higashihonganji.or.jp/info/photo/detail.php?id=195

このシンポジウムの「御遠忌」というのは、親鸞聖人が亡くなってから、五十年に一度行われている巨大な法事のようなもので、今年はなんと750年目である。その記念のシンポジウムに呼んでいただいたのであるから、対談させていただいた本多雅人さんと本を出すことにした。

さて、本多雅人さんは蓮光寺というお寺の住職さんである。蓮光寺の住所は、

東京都葛飾区亀有1-25-31

である。亀有公園から徒歩十二分で、聞くところによると、漫画にも似たような様子の寺が似たような名前で出ているらしい。本多住職は寺のHPに、

「「亀有」というだけに、蓮光寺池には大きな亀が生息しています。亀を目撃した人には、良いことがあったり悪いことがあったり何もなかったりします。」

と絶対に正しいことを書いているように、間違ったことは一切言わない人である。

この本の主たるテーマは原発事故である。この恐るべき事態を本多さんは「人智の闇のあらわれ」と受け止めて、問を自らに向けることの大切さを指摘している。ここで二人で論じたのは、どうやってそれを受け止めたらいいのかを、親鸞の思想を手掛かりに考えよう、ということである。

私は本多さんから多くを学ぶことが出来たので、この本を書かせていただいて本当にありがたかったと思っている。私は「親鸞ルネサンス」というプロジェクトを推進しており、この本はそのスタートを宣言するものでもある。本多さんの書いてくださったすばらしい文章のさわりの部分を以下に引用しておく。ここで本多さんが論じているのは、親鸞の『歎異抄』のなかの、

「さるべき業縁の催せばいかなる振舞もすべし」

という言葉を念頭に置いた話である。

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<「愚」に帰る>

真宗大谷派(京都・東本願寺)から発行されている『同朋新聞』に「人間といういのちの相(すがた)」という特集が毎回掲載されています。・・・登場された方は、それこそ様々ですが、ここではベトナム戦争の帰還兵であったアレン・ネルソンさんについてお話ししたいと思います。なぜなら、大震災、原発事故を通して、ネルソンさんの生きざまをもう一度尋ね、学び直したいと思ったからです。

ネルソンさんは、ベトナム戦争から帰国後、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しみました。いわゆる戦争後遺症で、戦争をありありと思い出すフラッシュバックや苦痛を伴う悪夢といった形で、戦争の再体験をして苦しんだのです。

戦場で目の当たりにした殺戮やあらゆる暴力、そして自らも多くの人々を殺したことが片時も頭から消えず、その惨劇が悪夢となって毎晩のようにネルソンさんを襲いました。

ちょっとした匂いや音でもすぐ戦闘状態に戻ってしまい、帰国後わずか一週間で家族から追い出され、ホームレスの生活を余儀なくされたのです。まさしく「生きる場」を失った苦しみです。

ネルソンさんは、その耐えがたい苦しみから、自殺を試みたのです。彼と同じように苦しむ帰還兵で自ら命を絶った仲間は数万人にのぼると言われています。

その、ネルソンさんが立ち直ろうとしたきっかけは、ある一人の少女との出遇いでした。ホームレスを続ける彼が、学生時代の友人である教師に頼まれて、小学校でベトナムの体験を話すことになり、四年生の教室に立ちました。しかし、いざ子どもたちの前に立つと、ジャングルで自分がしてきたこと、見てきたことをありのままに語ることはできなかったので、戦争一般の恐ろしさを話してその場をやり過ごしたのでした。

そんなネルソンさんに一番前にいた女の子が質問したのです。「ネルソンさんあなたは人を殺しましたか」と。ネルソンさんは、そのことこそ、どうしても忘れてしまいたい、思い出したくない、消し去りたいと思っていたことなので、答えることができず、目をつぶって下を向いてしまったのです。様々なことが頭をよぎりながら、最後に目をつぶったまま小さな声で、しかしはっきりと「イエス」と答えたのでした。

すると、苦しそうな彼の姿を見て、質問した女の子は彼のところまできて彼を抱きしめました。彼が驚いて目を開けると彼のおなかのあたりで目に涙をいっぱいためた少女の顔がありました。「かわいそうなネルソンさん」。そういってまた抱きしめたのです。

その一言を聞いたとたん、彼は頭が真っ白になり、大粒の涙が彼の目からあふれ出たのです。教室中の子どもたちが皆かけよって彼を抱きしめました。子どもたちも先生も皆泣いていました。

「この時私の中で何かが溶けた」とネルソンさんは述懐しています。それまでネルソンさんは涙すらも戦争に奪われていたのです。自分の境遇を恨み、自分の選択を悔み、自分自身にも世の中にも愛想が尽きて、自ら命を絶とうともしたのです。そんなことになった自分をどうしても受け入れることができなかったのです。しかし、少女の涙が、その一言が、彼の心を溶かしたのです。そのことによって、ネルソンさんは立ち直る決心をしたのでした。

「かわいそうなネルソンさん」という言葉が、同情や上から目線で発せられたならば、ネルソンさんはけっして立ち直ることはできなかったでしょう。この言葉ひとつに込められたこととは何だったのでしょうか。
少女は、ネルソンさんの姿を自分のことといただいたのです。業縁を生きる存在であるならば、縁によっては自分もそうなるであろうと。

ここに業縁に貫かれた「われら」の世界が開けていたのではないでしょうか。ネルソンさんの置かれている状況の悲しみを包んで、人間存在そのものの悲しみまで語っている言葉だったのです。この言葉によって、ネルソンさんは自分をまるごと受け止める世界にふれたのです。

ただまるごと受け止められたのではなく、自分の境遇を恨み、自分の選択を悔み、自分自身にも世の中にも愛想が尽きて、自ら命を絶とうともした、その自分の愚かさを自覚して、新たに生きる意欲を持ったのです。

ここに否定即肯定が成り立っていました。自我分別(自力)が否定されると同時に、その自分がまるごと受け入れられている。そこに自覚を伴った真の救いを見ることができます。現状は変わらなくても生きていくことができる、これこそ救いです。

「かわいそうなネルソンさん」とは、ネルソンさんを無条件にまるごとつつむ言葉であり、同じ人間として生まれてきた悲しみの共感をもった言葉でもあり、同じ愚かな凡夫と言う地平に立った言葉だったのです。ネルソンさんは言い当てられた言葉に出遇ったのです。その言葉によって、自分の自我分別(人知)を破って、その意識構造よりもっと深いところで生きている願いに目覚めていったのです。

この言葉こそ、本願の言葉であり、南無阿弥陀仏そのものだったのではないでしょうか。まさしく本願力回向です。



安冨歩さんのブログのアドレスは以外の通りです。
http://s.ameblo.jp/anmintei/entry-11095355174.html
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さて、安冨さんの心暖まるご紹介のあとに、何をか言わんやでありますが、上記の日本地図、もう3月の大惨事以降、このジョン・タイラーの予言が当たってしまうのではないか?と注目を集めておりますが、これは今後の我々如何にかかっていると、先の京都市長選、脱原発を掲げた中村候補が惜しくも敗れましたが、こういうことを繰り返しているようですと、実に危ない。ジョン・タイラーの予言はウィキペディアで調べていただければ、お分かりいただけますが、当たっているものも当たっていないものもあります。変なことを言うようですが、福島第一原発の状況、燃料の行方、その動きは、何か意思を持っているような、2号機でしたか圧力容器の底部が70度まで上昇、再臨界が疑われる事態に、また、地震も多発、津波で亡くなられた方々が我等の行いを許していないかのような揺さぶりにさえ感じられます。
戦争と核、切っても切り離せませんが、こうなった今に再び、アレンさんの話しを聞きたい。そう、地震Earthquakeというんですか?わたしはアレンさんにアースムービングと言っておりましたが、アレンさん、地震だけはダメでしたね。もう、ちょっと揺れただけで非常事態、こちらは最初のひと揺れで、まあ、だいたいどのくらいのものか想像がつきますが。ですので、この大揺れの日本にアレンさん来てくれますか?いや加賀の地で安らかになされているか、どうでしょう。
ただ、いつも言っていたことは、声を上げよう、とにかくそれが第一歩だ。とのことでありました。ジョン・タイラーの見た日本になるかならないかは、我々一人ひとりの声にかかっています。
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# by Blues-Society | 2012-02-06 11:45
ベイシー祭り
ご無沙汰しておりました。
先月は旅回りにて家を空けておりましたので、当ブログも久方ぶりの更新。件の放射能関係のニュースは、その間も目まぐるしく、ツイッターを介して受信しておりますと、1時間におよそ200件のニュースが入ってまいりますが、どうもあまり良い知らせは、正直ありません。

ニュースキャスターの白血病発症、ストロンチウムやプルトニウム検出のニュース、瓦礫受け入れによる放射性物質の拡散、また経済をドン底に陥れるであろうTPP問題も、政府への不信感が嫌が上にも増すこの頃でありますが、今回はちょっとお休み、皆さまにおかれましては、どうぞ個々に声を上げていただきたく、その旨是非に、どうぞよろしくお願い申し上げます。


さて、一昨日、昨日と、群馬県は太田市にて「太田市大学JAZZフェスティバル」という、賞金をかけた各大学対校ビッグバンドジャズの催しが行なわれたようでありますが、やはり優勝は明治のBS、今年の山野でも準優勝したベイシーバンドでありますが、これもツイッター情報によりますと、取り上げたナンバーが、

1.Introduction~In The Mood
2.Round Midnight
3.Indian Riffs
4.Take The A Train

と、ベイシーを外したようですねえ。
この太田市のジャズフェスティバル、わが家のご近所、日大のリズムを特に贔屓にしていた時分、その応援に以前の会場、駅のそばの太田市民会館に何度かおじゃまいたしましたが、その後、会場が新田総合体育館に移り、またここが車なしには便が悪いのと(思えば先の明治、BSの演奏もこちら太田市民会館で初めて耳にし、その驚愕の演奏技術にたまげた次第でありますが)後に他の大学の演奏にも惹かれるようになりまして、法政のニューオレ、中央のスウィング、東工大のロスガラ、そして日大のリズム、実はこの日大、当時もうメチャ可愛いTP吹きがおりまして、またコンマスのTBも吸い込まれるような美女が2年程率いた時期がございました関係、ま、そんなこともあり特にこの日大を依怙贔屓していた次第でありますが、目にも楽しかったという…ん、なんの話しだ?あ、そう、そういった次第で、もうどこを応援、それと終演まで聴くと帰りの足が危ういということもあり、遠征を諦めた次第でありますが、聞くところによりますと、入選こそ果たせなかったとのことですが、中央大スウィングのキュートなドラマーが、個人賞を受賞(ゆいにゃんオメデト!)とのこと、この内海さんは、まあまあ何が素晴らしいって、ハイハットを踏む位置が実にどうにもご機嫌、ご案内のように4ビートのジャズは2拍目と4拍目に左足にてハイハットシンバルをビシッと閉じ、そのビートを奏でるわけでありますが、こここそジャズの命、とくにベイシーサウンドに於いてはフレディー・グリーンのリズムギターとともに要でありましょう。この報告は、同バンドのボントロこんどーみーひろちゃん
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(上記美女)からのものでありましたが、良きアンサンブルあってこその受賞、何はともあれ、おめでとうございます。


そのベイシー、今年はこちらの中央大はもちろん法政も、また例年はどうだったんでしょうか、慶応のKMPや上智大もいつになく4ビートに取り組んでいたとの印象を持ちますが、いいことです。

先だっておじゃまいたしました定期演奏会、国際基督教大のMMSも例年になくベイシーナンバーを演奏、私は、実は楽譜が難しくなればなるほど、それとは逆に演奏(完成度)は容易くなるのではないか?というヒネくれ者ですので、ベイシーに取り組む姿に、一に二もなく敬意を表すわけでありますが、MMSは私に大学ビッグバンドの楽しさを教えてくれた大切なバンド、今年度は美女バンマス(ついついこの話しになります)のもと活動を終了いたしましたが、来期もどうぞ楽しみにしております。
明治BSとともに、この東京でベイシーバンドといいますと、昨年、久方ぶりに山野出場を果たした、日大のホワイト、何故か昨年のTP部員2名が上智に移られた?のか新メンバーで活動しておられるようですが、日大というとリズムソサエティに人気が集まるなかで、いやどうして頑張っております。明治のオールマイティなベイシーとは違い、そう、目標を阪大と同じに置いた姿勢に、少なからぬ愛着を覚える次第でありますが、もう個々の技術がどうのこうのといったいったことはさて置いて(誉めてるのよ)も、ベイシーに賭ける思い、それだけで十分、ベイシー専門バンドの魅力は、やはり単にそれを演奏するバンドとは、ひと味違うものを醸し出しております。


ということで、そろそろ本題に入りましょう。
残念、告知もせずに、もう終了した催しでありますが、去る12月3日に、関西は甲南大学のキャンパス内にて、ベイシー祭りという催しがありました。
出演は、その甲南大学のニューポート・スウィング・オーケストラ、お馴染み大阪大学のザ・ニュー・ウェイヴ・ジャズ・オーケストラ、もう関東に地でも泥臭いベイシーサウンドで名を馳せましたでしょうか?立命館大学のR.U.スウィンギン・ハード・ジャズ・アンサンブル(早い話が立命館ラッシュ)の3バンドに、これら3校プラス関西の学生バンド出身の社会人及び現役が集結した、ルーレット・ジャズ・オーケストラ、計4バンドが延々とベイシーナンバーのみを飽きもせずに演奏するという、ま、それでいて各バンド対抗ベイシー喧嘩祭りの意味合いも含む、ベイシーファンにとっては垂涎、この上もなく楽しい催しでありましたが、小生初観戦とのこともあり、その感想方々、簡単ではありますがリポートをお届けいたします。
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(ほっし〜!萌え萌え〜!)

昨年に続いての山野入選、高校のジャズ部ともども全国に名を馳せる甲南大でありますが、今年はその甲南高校から入部即レギュラー(未確認ですが、合っておりましょうか?)またあのスウィングガールズのモデル校、高砂高校からも入部即レギュラー、ともにTPでありますが、ソロにリードに、大変な新戦力、加えて関西では珍しくF年4回生も要所々々に残って活動、圧倒的な音圧、そして標榜するベイシー後期のサウンド、デジタルリマスターベイシーとでも申しましょうか、MPSネスティコ時代の華麗なサウンドを見事に再現、コンマスはこの春、クローバージャズアンサンブルで東京にもいらした山口さん、山野ではそのアルトで入念なバラードを演奏、ご記憶の方もありましょう。とにかく全体をして艶やかな音色、これが甲南の色でしょうか?十二分に目標を達成しておりました。ドラムスは昨年に続いて灘上さん。
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(ここも可愛いジャズ子おります。たぶん)

私がイメージするベイシーの音に、というよりベイシーファンがイメージするベイシーの音に一番近い音を出すバンド、それが阪大の伝統お家芸でありますが、今期も仕上げの最終月間、コンマスTP吾妻さんのハイトーンにも、さらに磨きがかかり、いい仕上がりになってまいりました。昨年の山野にお越しの方がおられましたら、あの誠の法被を着て馬鹿なMCをしていた御仁が今年のバンマス(ほんまにええんか?)一時はどうなることかと危ぶまれましたが(知らんけど)大したもんです。そこはやはり阪大、アトミックベイシー再現を表掲するバンドならではの、ビート、グルーヴに、今年も堪能させていただきました。ドラムスはやはり昨年に続いての佐藤さん。
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(ふ〜ちゃ〜ん!あとは…)

ネスティコを演っても何故か泥臭いという、校舎の立地がその影を落としているのか、それが校風なのか、オサレな岡本・甲南とは隔世の感…が、ある意味、3校の中では一番冒険をしているベイシーバンド、立命館ラッシュでありますが、そう、ニューベイシーバンド発足当時の音、ヴァーヴのイメージであります。昨年は女子力に勝るw三人組がバンドを率いておりましたが、今年のコンマスは、この後に登場しますルーレットにも昨年時から在籍する若き、そして見栄えはもうベテラン教諭の域に達しているというTBの堤さん。山野での活躍も記憶に新しいところでありますが、入選は果たせなかったものの、さらにランクアップ、立命のベイシーも、もはや全国区でありましょう。ドラムスは、どちらかというとオサレな同志社から出張、坂口さん。
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(ちゆちゆ〜!のアホ〜!)

ルーレット・ジャズ・オーケストラを観るのは2回目、前回は京大のエリントンバンド、ダーク08再結成バンドとの対バン、そのお目当てダークが懐かしいのと余りにも素晴らしかったので印象が霞んでしまいましたが、そのダークのコンマス嬢(山口さん、彼女はFEELという社会人エリントンバンドにも参加)が驚愕そのままベイシーの席へ。ルーレットのコンマスは甲南出身の小池さん、プレイともどもFウェス信者のようです(実は私もその一人)。リードTPは初めて阪大を観たときにコンマスだった外池さん、現コンマスの吾妻さんも並びます。リードTBは昨年の甲南を率いた中山さん、アルトに現コンマスの山口さんと、ああ、こうしてみますと、当ブログ「春のベイシー選抜」にてご紹介したクローバー・ジャズ・オーケストラとずいぶんメンバーが被っておりますね。クローバーも大評判でしたが、この催しベイシー祭りでも、何故かルーレットの出演時間からお客さんがゾロゾロと、そのルーレット、もちろんレーベル名から取ったとのことですが、う〜ん、やはり突き詰めるとベイシーは、やはり阪大の音に近くなりましょうか。が、決定的な違い、年嵩が出ますねえ。今日の甲南・阪大・立命のドラムス、もう皆それぞれに素晴らしい。またドラムスが良くないとベイシーは成立しない、と言っても過言ではありませんが、PからFの振幅の差、ま、これはバンド全体を通しても言えることでありますが、やはりルーレット、さすがの演奏でありました。ドラムスは藤林さんであります。


ま、以上簡単ではありますが、関西の熱きベイシー事情が、今年はこの関東にも波及、この東京の地でも、ずいぶんとベイシーサウンドを堪能させていただきましたが、そう、関西はこの12月が締めくくりのシーズン、ご当地にあられましては、各バンド仕上げの演奏に、是非にも足を運んでいただきたく、またこちら関東は春の定期演奏会に向けてということになりましょうか。

以上、やはりジャズ子は可愛いなあ、という相変わらずの駄文、おしまいまでのお付き合い感謝申し上げます。


(みんな被曝するな〜)
(変なもん食べるな〜)
(長生きするんだぞ〜)
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# by Blues-Society | 2011-12-05 19:04
『ジブリの哲学』を出版 プロデューサー鈴木敏夫さんに聞く
時代と切り結び いい作品を


最新作「コクリコ坂から」が本年度の邦画興業収入第1位に踊り出し、社屋に脱原発の横断幕を掲げたことでも話題を集めたスタジオジブリ。その現場責任者として、宮﨑駿・高畑勲両監督と数々のアニメーションを送り出してきたプロデューサー・鈴木敏夫さんが『ジブリの哲学ー変わるものと変わらないもの』(岩波書店)を出版しました。1985年の設立以来、おとなも子どもも楽しめる質の高さと興業的成功を両立させてきたジブリの立役者は、どんな思いで作品を作ってきたのか。
(聞きて 田中佐知子)
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(山城屋龍一撮影)

すずき・としお 1948年、名古屋市生まれ。78年、徳間書店に入社。78年、『アニメージュ』の創刊に参加。副編集長、編集長を務めながら「風の谷のナウシカ」「火垂るの墓」などの製作に関わる。85年、スタジオジブリの設立に参加。89年から同社の専従。




いい作品をつくる。ジブリの目的は一貫していて、会社を大きくすることには興味がないんです。誘いはあるけど上場はしませんよ。上場したら投資家の意見に耳を傾けなけりゃいけないでしょ。自分たちの考えで自分たちの会社を運営していきたいから。


監督の味方になる


ジブリは製作から事務方まで合わせ180人の町工場です。細分化の時代ですが、企画から最後のフィルム編集まで一つの場所でやることが、効率は悪くても大事だと思ってます。アニメの世界では、そういう会社ってほとんどないんですよ。日本の子どもたちに見せる作品は日本人の手で作るべきだという宮﨑監督の考えもあって、海外への外注も一切していません。ディズニーのように世界中どこでも楽しめるグローバル・スタンダードにもこだわってませんね。地域性って大事ですから。
プロデューサーって、自分で具体的に何かを生みだすわけではないでしょ。人の間に入って、言葉で伝える仕事なんです。手に職じゃなくて口に職(笑)。監督の弱点を指摘する人は山のようにいるので、一番大切なのは、監督の味方になるってことでしょうね。
組織作りでの理想は『十五少年漂流記』です。完璧な少年はいないけれど、だからこそ15人が力を合わせて1人の落ちこぼれも出さない。新撰組は人を斬ることにたけた機能集団だけど、その末路は最低でしょう。機能だけでは集団は維持できないんですよ。
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(9月下旬までスタジオジブリの屋上に掲げられていた横断幕)


6月16日に宮﨑監督とスタッフが「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画をつくりたい」と書いた横断幕を作って、会社の屋上に掲げました。最初、宮﨑監督がスタッフと一緒に4人と犬1匹でジブリの周辺でデモをして、その後、横断幕を掲げるのはどうかと僕のところに相談にきませてね。


原発反対が方針


原発というのは完成していないシステムですよね。僕、若い頃からそれが一番の大問題だと思っていたんですよ。ジブリの専従になる前は、アニメ情報誌の編集長をしていたんですが、核の恐怖を描いた映画「風が吹くとき」にからめて、原発の恐ろしさを大特集したりしていました。(『アニメージュ』87年8月号)。
福島原発の事故が起こる半年前のことなんですけどね、福島原発の施設内にジブリの「となりのトトロ」の店が出ているのが分かったんです。僕はもうびっくりしてね、すぐ撤去させました。その時は全国から「原発は安全だ」とすごい非難と圧力がありましたね。全部無視しましたけど。安全神話が力をもっていましたから、やっぱり社内からも、なぜなんだという意見が出ましてね。それに対しては、会社として原発に反対だよとかなり感情的に言いました。
とにかく僕は社の方針として原発はだめだと、ずっと言ってきたんですよ。これまで、電力会社がスポンサーになってジブリの映画の上映会をやりたいといった申し入れもたくさんありましたけど、一つひとつつぶしていきました。要は原子力推進のためにジブリの作品を使いたいわけで、ショックですよね。
宮﨑・高畑の2人に出会って33年。いろいろありましたけど、ここまでくると3兄弟みたいなもんですかねえ(笑)。秘訣はね、過去の話をしないこと。それといまだにお互い丁寧語でしゃべってますね。「お前」なんて言われたことないですよ。次の作品? まだ内緒です。時代と切り結んでこそ映画は輝くと思ってやってきましたから、次もファンタジーではないだろう…と思ってるんですけどね。




2011年10月12日(水曜日)しんぶん赤旗より転載
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# by Blues-Society | 2011-10-13 17:58
驚愕のセシウム分布世界地図
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京大の小出先生が、福島第一原発から放出された放射能は、すでに全世界に拡散されてしまった、とおっしゃっておりましたが、どうにも実感がつかめないでおりましたところ、この地図の出現、改めて人類史上初の大惨事、世界では1号機から3号機までレベル7が三つ、プラス4号機がレベル4、合計レベル24とも言われているようですが、ご覧の通りシベリア、アラスカを巻き込み、核同盟国アメリカの半分をもどうやら汚染してしまった様子、原典は英語で配信された記事、小生には詳細は分かりかねますが、とりあえず地図を含めましてアドレスはこちらになります。
http://ex-skf.blogspot.com/2011/08/map-of-cesium-137-deposition-across.html
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小出裕章・京都大学原子炉実験所助教=大阪府熊取町の京都大学原子炉実験所で2011年8月29日、宮間俊樹撮影


さて、今朝の東京新聞の社会面でも報じられておりましたが、地デジ以降NHKの解約が9万件、10万件を超す見通し、とのことですが、ま、これは当然の報い、伝えるべきことを何も伝えてない、福一の3号機が爆発した際に、出来るだけ屋内に留まるよう、また外出の際はマスクを、と注意を促した野村正育アナウンサーが、その後左遷ですとか、食品の放射能汚染も詳らかには報道せず、時にポリオ流行の兆しが出た昭和36年、いち早く「ポリオ班」を立ち上げたような気概は微塵もないのか、あ、そういえば「ミツバチの羽音と地球の回転」の鎌仲ひとみ監督は、たしかNHKご出身、現場での改善は、やはり無理と推して知るべしなのかもしれませんが、この一大事にそんな同情は無用、さらなる受信料の支払い拒否、当分加速されましょう。


前置きはこのくらいにいたしまして、今朝の毎日新聞、紙面にも載りましたでしょうか、明け方に配信されました記事、小出先生が福島第一原発の現状を丁寧に話されておりますので、さっそくご紹介いたします。




福島第1原発:京都大原子炉実験所・小出裕章助教に聞く


3基の原子炉が同時にメルトダウン(炉心溶融)するという未曽有の事態に陥った東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)。世界最悪「レベル7」の事故は、半年を経ても放射性物質の放出が止まらず、現場では被ばくの危険と隣り合わせの作業が続く。

 原発に批判的な立場から福島第1原発事故を見続けてきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教(62)に、今後予想される展開や課題を聞いた。

 ◇遮水壁、一刻も早く
--福島第1原発事故から半年が経過するが、感想は?

小出 事故が起きた時、私は「勝負は1週間で決まるのではないか」と考えていた。つまり、放射性物質を封じ込めることができるか、日本が破局に陥るかは1週間で決まると思っていた。しかし1週間たっても1カ月たっても、半年たってもどちらに転ぶか分からない不安定な状況が続いている。こうした事故の進展になるとは、だれも予測できなかったのではないか。

--今後予測されるリスクや懸念材料は?

小出 事故は現在進行中で、大量の放射性物質が外に出た。ただ、大量の放射性物質が、原子炉と使用済み核燃料プールの中にまだ残っている。今後もっと大量の放射性物質が環境に出る可能性があると考えている。

--具体的には?

小出 東電は5月、1号機については水位計を調整した結果「すでに炉心の中には水はない」と言い出し、メルトダウン(炉心溶融)を認めた。炉心に水がなければメルトダウンは避けられないし、圧力容器の底も抜け、溶けた燃料の溶融体が格納容器を損傷する可能性もある。その場合、溶融体が原子炉建屋の床を突き破って地面に潜り込んでいる事態もありうる。海洋や地下水に放射性物質が拡散しているかもしれない。溶融体が地下水に接触しないよう「地下ダム(遮水壁)」の建設を進めるべきだ。東電の試算によると1000億円レベルの費用がかかるため、株主総会前には建設を表明できないとして、発表を一時取りやめた経緯があった。本来は一刻も早く着手すべきだった。

 2、3号機については「炉心の半分まで水位がある」という情報もある。ただし水位計が壊れている可能性もある。もしそうなら2、3号機もメルトダウンし、燃料が地下に潜り込んでいる可能性もある。正確な情報がなく、実際のところは分からないため、いろんな可能性を考えなければいけない。

 もし炉心に水があって完全に溶融していない場合、冷却に失敗すれば2、3号機で水蒸気爆発が起きる可能性がある。もし水蒸気爆発が起きれば、圧力容器は破壊され、外側の薄っぺらい格納容器も破壊される。放射性物質の放出を防ぐ壁は完全に失われる可能性がある。

--汚染水をリサイクルする「循環注水冷却」が何とか稼働したが、どうみているか?

小出 政府や東電は「循環注水冷却」の稼働を喧伝(けんでん)しているが、そんなことは「瑣末(さまつ)なもののさらに瑣末なもの」だ。1号機のように燃料が格納容器の底に沈み込んでいるなら、水を注入しても同じではないか。東電のデータが正しいなら、1号機に関する限り、水を入れることはあまり意味がない。むしろ遮水壁を作る方に力点を移すべきだ。2、3号機についてはまだ燃料が溶け落ちていないことも考えられるので、水を送り続けなければならない。それよりも、放射性汚染水が11万立方メートルもたまっている現状を重視すべきだ。

 4月に2号機の取水口付近のコンクリートの穴から汚染水が海に漏れているのが見つかった。あの場所だけから漏れていることはあり得ない。原発施設はコンクリートで覆われており、地震や津波でいたる所が割れていると考えられる。壊れないコンクリートなどあり得ない。2号機取水口の漏れは、たまたま見える場所にあったから見つかっただけで、氷山の一角だ。地下などでは亀裂からどんどん地下水へ漏れている可能性がある。「あと何センチであふれる」という視点ではなく、「今の漏れを何とかしなければいけない」という議論をすべきだ。

 冷却方法を循環式にしたところで、放射性物質が消えてなくなるわけではない。鉱物「ゼオライト」は放射性セシウムを吸着するが、セシウムを吸い込んだゼオライトの塊が残る。

--東電は工程表で、1月までの「冷温停止」を目指しているが。

小出 「冷温停止」という言葉は専門用語だが、「圧力容器の中の健全な核燃料を100度未満にする」という意味だ。でも、今は炉心が溶け、圧力容器の底が抜けていると東電自身が言っている。それなら「冷温停止」も何もないのではないか。工程表が発表された4月、東電は「炉心は(健全な状態に)ある」と言っていた。そんな前提が崩れてしまっている以上、「冷温停止を目指す」目標にどんな意味があるのか教えてほしい。

--菅直人前首相は、事故にかかわる「中間貯蔵施設」を福島に造りたいと言った。

小出 今後、がれきや汚染水処理で生じる汚泥など、大量の放射性物質の保管が課題になる。世界中に飛んで行った放射性物質は、そもそも福島第1原発の原子炉の中にあったものであり、東電の所有物だ。それが東電の失敗で外部に出たのだから、東電に返還するのが筋だ。事故で出た廃棄物は(東京の)東電本店に持って行くべきだ。原発を地方に押しつけてきた東京の人たちはぜひ受け入れてほしいと思う。

 それでは土地が足りないので、福島第1原発敷地の中へ運ぶべきだ。本当に言いたくもないが、福島第1原発周辺で人が帰れない場所を「核の墓場」にせざるを得ないだろう。ただし、一般の原発から出た使用済み核燃料の「中間処理施設」にすべきではない。どさくさに紛れて保管を福島に押しつけることは絶対にあってはならない。


小出裕章・京都大学原子炉実験所助教=大阪府熊取町の京都大学原子炉実験所で2011年8月29日、宮間俊樹撮影
 3基の原子炉が同時にメルトダウン(炉心溶融)するという未曽有の事態に陥った東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)。世界最悪「レベル7」の事故は、半年を経ても放射性物質の放出が止まらず、現場では被ばくの危険と隣り合わせの作業が続く。

 原発に批判的な立場から福島第1原発事故を見続けてきた京都大原子炉実験所の小出裕章助教(62)に、今後予想される展開や課題を聞いた。

 ◇遮水壁、一刻も早く
--福島第1原発事故から半年が経過するが、感想は?

小出 事故が起きた時、私は「勝負は1週間で決まるのではないか」と考えていた。つまり、放射性物質を封じ込めることができるか、日本が破局に陥るかは1週間で決まると思っていた。しかし1週間たっても1カ月たっても、半年たってもどちらに転ぶか分からない不安定な状況が続いている。こうした事故の進展になるとは、だれも予測できなかったのではないか。

--今後予測されるリスクや懸念材料は?

小出 事故は現在進行中で、大量の放射性物質が外に出た。ただ、大量の放射性物質が、原子炉と使用済み核燃料プールの中にまだ残っている。今後もっと大量の放射性物質が環境に出る可能性があると考えている。

--具体的には?

小出 東電は5月、1号機については水位計を調整した結果「すでに炉心の中には水はない」と言い出し、メルトダウン(炉心溶融)を認めた。炉心に水がなければメルトダウンは避けられないし、圧力容器の底も抜け、溶けた燃料の溶融体が格納容器を損傷する可能性もある。その場合、溶融体が原子炉建屋の床を突き破って地面に潜り込んでいる事態もありうる。海洋や地下水に放射性物質が拡散しているかもしれない。溶融体が地下水に接触しないよう「地下ダム(遮水壁)」の建設を進めるべきだ。東電の試算によると1000億円レベルの費用がかかるため、株主総会前には建設を表明できないとして、発表を一時取りやめた経緯があった。本来は一刻も早く着手すべきだった。

 2、3号機については「炉心の半分まで水位がある」という情報もある。ただし水位計が壊れている可能性もある。もしそうなら2、3号機もメルトダウンし、燃料が地下に潜り込んでいる可能性もある。正確な情報がなく、実際のところは分からないため、いろんな可能性を考えなければいけない。

 もし炉心に水があって完全に溶融していない場合、冷却に失敗すれば2、3号機で水蒸気爆発が起きる可能性がある。もし水蒸気爆発が起きれば、圧力容器は破壊され、外側の薄っぺらい格納容器も破壊される。放射性物質の放出を防ぐ壁は完全に失われる可能性がある。

--汚染水をリサイクルする「循環注水冷却」が何とか稼働したが、どうみているか?

小出 政府や東電は「循環注水冷却」の稼働を喧伝(けんでん)しているが、そんなことは「瑣末(さまつ)なもののさらに瑣末なもの」だ。1号機のように燃料が格納容器の底に沈み込んでいるなら、水を注入しても同じではないか。東電のデータが正しいなら、1号機に関する限り、水を入れることはあまり意味がない。むしろ遮水壁を作る方に力点を移すべきだ。2、3号機についてはまだ燃料が溶け落ちていないことも考えられるので、水を送り続けなければならない。それよりも、放射性汚染水が11万立方メートルもたまっている現状を重視すべきだ。

 4月に2号機の取水口付近のコンクリートの穴から汚染水が海に漏れているのが見つかった。あの場所だけから漏れていることはあり得ない。原発施設はコンクリートで覆われており、地震や津波でいたる所が割れていると考えられる。壊れないコンクリートなどあり得ない。2号機取水口の漏れは、たまたま見える場所にあったから見つかっただけで、氷山の一角だ。地下などでは亀裂からどんどん地下水へ漏れている可能性がある。「あと何センチであふれる」という視点ではなく、「今の漏れを何とかしなければいけない」という議論をすべきだ。

 冷却方法を循環式にしたところで、放射性物質が消えてなくなるわけではない。鉱物「ゼオライト」は放射性セシウムを吸着するが、セシウムを吸い込んだゼオライトの塊が残る。

--東電は工程表で、1月までの「冷温停止」を目指しているが。

小出 「冷温停止」という言葉は専門用語だが、「圧力容器の中の健全な核燃料を100度未満にする」という意味だ。でも、今は炉心が溶け、圧力容器の底が抜けていると東電自身が言っている。それなら「冷温停止」も何もないのではないか。工程表が発表された4月、東電は「炉心は(健全な状態に)ある」と言っていた。そんな前提が崩れてしまっている以上、「冷温停止を目指す」目標にどんな意味があるのか教えてほしい。

--菅直人前首相は、事故にかかわる「中間貯蔵施設」を福島に造りたいと言った。

小出 今後、がれきや汚染水処理で生じる汚泥など、大量の放射性物質の保管が課題になる。世界中に飛んで行った放射性物質は、そもそも福島第1原発の原子炉の中にあったものであり、東電の所有物だ。それが東電の失敗で外部に出たのだから、東電に返還するのが筋だ。事故で出た廃棄物は(東京の)東電本店に持って行くべきだ。原発を地方に押しつけてきた東京の人たちはぜひ受け入れてほしいと思う。

 それでは土地が足りないので、福島第1原発敷地の中へ運ぶべきだ。本当に言いたくもないが、福島第1原発周辺で人が帰れない場所を「核の墓場」にせざるを得ないだろう。ただし、一般の原発から出た使用済み核燃料の「中間処理施設」にすべきではない。どさくさに紛れて保管を福島に押しつけることは絶対にあってはならない。

--経済産業省原子力安全・保安院が環境省の外局に設置される「原子力安全庁(仮称)」として再出発することをどう見ている?

小出 経産省であろうが環境省であろうが、「原子力の推進」が国策なら立場は同じ。原子力推進の国策の中で、原子力の安全を確保できるわけがない。なぜなら、原子力は危険なものだからだ。

 私は毎日毎日事故が起きると言っているわけではない。しかし原発は時として事故が起きてしまうものだということを理解しなければならない。原子力を推進しながら、安全を担保できるかのように言うことは間違いだ。つまり、原子力をやめる以外に安全の道はないというのが私の主張だ。あり得ないが、もし私に「原子力安全庁長官になってほしい」と要請してきてもお断りする(笑い)。どんなに願っても「安全な原発」はあり得ない。

--菅直人前首相が、中部電力浜岡原発の停止を決めたことの評価は?

小出 停止自体は評価できるが、防潮堤などの地震対策が完成すれば運転再開してもいい、という含みを残したまま今に至っている。中電が本当に運転を再開したければ、再開できる余地が残っている。

--緊急時迅速放射能影響予測システム(SPEEDI)の結果公表が遅れるなど、事故に関する国や東電の情報公開について。

小出 少しでも危険だと受け取られる情報は隠すべし、というのが国の姿勢。国が恐れているのはパニックであり、住民の安全は二の次だということが今回の事故ではっきりした。国など組織の前で個人が無力になるのは、第二次世界大戦中もそうだった。今は本当に「戦争」のような事態だ。

--原発内の情報も、東電を通じてしか出てこない。

小出 今も人々を被ばくさせ続けている当事者が、情報でも何でも一元管理しているのはあり得ない話だ。国も東電もふんぞり返って「データをやるぞ」という態度。とんでもない話だ。

--政府は国際評価尺度(INES)のレベルを事故当初、過小評価した。

小出 日本原子力学会に所属する研究者は山ほどいるが、事故がとんでもない状況になっているにもかかわらず「レベル4」と言い張る研究者もいた。原子力を推進した自分の責任を逃れたいと思い、事故ができるだけ小さくあってほしいと思いながら発言した結果だ。日本原子力学会は「個人の責任を問うべきではない」との声明を出しているが、自分が間違ったと思うなら公表するぐらいの気構えが必要だ。また、福島第1原発を誰が認可したのか。当時の原子力委員会、原子力安全委員会、そして経産省のたくさんのワーキンググループに入った専門家が責任をとることは当たり前だ。

--政府の事故調査・検証委員会(事故調)にはどんな事実関係を明らかにしてほしいか。

小出 一つ一つのデータをきちんと公表する。さらに、そのデータを東電が自分たちに都合のいいようにシミュレーションしている可能性があるので、シミュレーションのやり直しをさせるべきだ。もしそれが実現できれば、おそらく福島第1原発は津波ではなく、地震で壊れたことが明らかになるのではないかと思う。事故調は「個人の責任を追求しない」と表明しているが、事実関係を明らかにするだけでなく、責任を明確にすべきだ。

--廃炉はどう進めるべきか?

小出 メルトダウンした燃料をどうやったら回収できるのか、私には想像すらできない。米スリーマイル島原発事故(79年)では、燃料が圧力容器にとどまっていたため何とか回収できた。これだけでもずいぶん大変だった。しかし、福島の場合は核燃料が地面にまで潜り込んでいる可能性があり、回収には10年、20年単位の時間が必要だろう。私たちは人類史上、遭遇したことがない事態を迎えている。

 こいで・ひろあき 東京都生まれ。74年、東北大大学院工学研究科修士課程修了。工学部原子核工学科在籍中の70年、東北電力女川原発の反対運動に参加したのを機に、反原発の研究者になることを決意。74年から現職。専門は放射線計測、原子力安全。

毎日新聞 2011年9月9日 2時32分(最終更新 9月9日 2時45分)
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# by Blues-Society | 2011-09-09 09:13